介護保険だけで、すべての「困った」を解決できたら──
それは理想かもしれません。
でも現実は、そううまくはいかないことも多いですよね。

例えば――
- どうしても仕事を休めない日がある
- ショートステイが合わず利用をためらっている
- 短時間だけ見守ってほしいけど、介護サービスが使えない
そんなとき、心の中でつぶやいたことはありませんか?
「介護保険って、思ったより使えない…」
制度の限界を感じながらも、
家族を支える日々は続いていきます。
「なるべくお金をかけずに」「でも無理をしたくない」
そのバランスをとるのは、本当にむずかしいこと。
私自身も、遠方の母の介護が始まったとき、
仕事や交通費、父の負担を思うと、ため息が出る日がありました。
そんな中で気づいたのは──
「介護保険外のサービスをうまく取り入れる」ことが、 家族を守る助けになるということ。
在宅介護を長く続けるために、
公的サービスにこだわりすぎず、
“自分たちに合った支え方” を見つけていきましょう。
介護保険でできること・できないこと
介護保険の訪問サービスは、国が定めたルールのもとで運営されています。
つまり、「生活を維持するために本当に必要なこと」に限られているのです。
今回は居宅介護(ホームヘルプ)を中心にみていきます。
介護保険でできること
介護保険では、「利用者本人のための支援」に限られています。
主にこの2つに分かれます。
- 生活援助:買い物、掃除、洗濯、調理など
- 身体介護:入浴、排泄、食事、服薬など
介護保険でできないこと

同居のご家族がいる場合はサービスの提供が難しいのです。
次のような希望には対応できません。
- 同居の息子が料理できないので、家族分の食事もお願いしたい
- 私が外出中、母の散歩を見守ってほしい
- 家族の洗濯も一緒にお願いしたい
また、草むしりや電球の交換、ペットの散歩なども「対象外」です。
最近ではヘルパーさんの人手不足もあり、希望する日時に来てもらえないケースも増えています。
介護保険はとてもありがたい制度ですが、「万能」ではないのです。
介護離職のその前に
介護が始まると、
「このまま仕事を続けられるのかな…」
「やっぱり無理かもしれない」
そんな不安で頭がいっぱいになることもありますよね🌀
でも、介護で本当に困っているときの多くは、一時的なピンチです。
その時期をなんとか乗り切れれば、仕事も生活も続けていける場合が少なくありません。
私はできれば、介護者の方に「仕事を続けてほしい」と思っています。
なぜなら──あなたの人生は、介護だけで終わらないから。
困ったときはケアマネに相談しながら、
介護保険外のサービスも視野に入れましょう。
介護保険外のサポートを上手に活用しよう
では、介護保険でカバーできない部分をどう補えばいいのでしょうか?
実は、地域や民間にも頼れるサービスがたくさんあります。
地域の支援サービス
まずは、お住まいの地域で利用できる「生活支援サービス」を調べてみましょう。
市区町村の「高齢者支援課」(名称は様々です)や「地域包括支援センター」では、
次のようなサービスを紹介してもらえることがあります。
- ごみ出しが難しい方へのサポート
- 家の中の軽作業(電球交換、片づけなど)
- 安否確認や見守り
これらは、自治体や地域のボランティア団体、NPOなどが行っており、
無料〜低料金で利用できることもあります。
(自治体によって異なります)
「こんなこと頼めるのかな?」と思っても、
まずは 「地域包括支援センター」や「高齢者福祉課」 に問い合わせてみましょう。
意外と、“ちょうどいい支え” が見つかるかもしれません。
自費(民間)サービスを利用する
◾️ 介護保険外のサービス『イチロウ』とは?
最近じわじわと注目されているのが、
「イチロウ」という介護保険外のサービス。
少しずつ全国に広がっています。
- 必要なときに、すぐに頼める
- 24時間、365日対応で安心
- 介護だけでなく「見守り」「話し相手」「外出の付き添い」など柔軟に利用可
- オーダーメイドの介護サービスができる
- 明朗会計
……これ、すごくないですか?✨
「えっ、そんなことまでお願いできるの?」と思う内容がけっこうあります。
知っておくだけでも、心の安心材料になりそうです。
介護保険ではカバーできない、外出の付き添いや買い物代行、話し相手などをお願いできます。
イチロウは早朝・夜間・土日も対応してくれるので、仕事と介護の両立を支える強い味方になりそうです。
◾️ ご利用を検討される際は、まずこちらをチェック👇
- ご自身の地域がサービス提供エリアかどうか
- 最低利用時間は2時間〜
「少しだけ助けてほしい」
「どんなサービスなのか話を聞いてみたい」
👇そんな方は、まず無料相談やサービス内容をチェックしてみてくださいね。
家族の役割を見直す
通院や買い物など、家族それぞれの得意分野を分担するだけでも負担は軽くなります。
そして、毎日の「食事」も大きなポイント。
元気な方から、食事制限がある方(ダイエット・高血圧・糖尿病予備軍など)、
やわらか食が必要な方まで幅広く対応できる冷凍弁当サービスがあります🍱
- 冷凍なのでレンジで温めるだけ
- 賞味期限は2か月以上
- 定期購入なし、必要なときだけ注文OK
- 平日朝8時までの注文で、最短翌日到着✨
- 楽天レビュー総数8,000件以上、評価4.5以上(10食セット)
忙しい日の「助っ人おかず」としても頼もしい存在です。
デジタルツール(ITツール)を活用する
見守りカメラやスマートリモコンなどのデジタル見守りグッズも、
家族を支える大きな味方です。
ペットカメラでエアコンの温度調節もついたタイプなら一石二鳥🐾
たとえばこんな方におすすめです。
- 同居しているけど居住空間が別
- 一人暮らしの親が心配
- 夜でも映像がしっかり見える
- エアコンの温度調節も遠隔でできる
小型で設置も簡単。
「ちょっと覗いて安心」を叶えてくれます。
まとめ
介護保険だけでなんとかしようとすると、家族が共倒れになってしまうことも。
「介護保険を払っているのだからなんとかして」という気持ちは当然です。
でも、まずは一度立ち止まって、
- ご本人ができないこと
- 危ういこと
- 頼みたいこと
を紙に書き出して、家族で共有してみてください。
そのうえで、
・地域の支援サービス
・自費サービス
・家族での分担
・デジタルツール
頼れるところを少しずつ見つけて、組み合わせ上手になっていきましょう💪
そして何より、ひとりで抱えない介護をめざして。
(ちなみに私も来月、地方でひとり暮らしをしている父のところに行く予定。
イライラせず、まずは見守る練習をしてきます☺️)
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