はじめに|香りって、こんなにすごい
「アロマ」って、どんなイメージがありますか?
癒される香り? オシャレな趣味? それとも、なんとなく“清潔感”?
最近ではドラッグストアや雑貨店でも気軽に手に入るようになりましたが、選び方がわからず、
「なんとなく良さそう」で決めていませんか?
- 友達にすすめられたから
- 柑橘系が好きだから
- パッケージがオシャレだったから
もちろん、好きな香りを選ぶのも大切です。
でも、精油(エッセンシャルオイル)は香りを楽しむだけでなく、脳や体に直接作用する成分を含んだもの。
だからこそ、ほんの少しでも知識があると、より安心・安全に使うことができるんです。
今回は、介護の合間に自分をケアしたい方に向けて、
- 自宅でできるアロマの使い方
- 私が選ぶ精油とその理由
を、やさしくお伝えします。
① 簡単にできる!アロマのセルフケア法
● 芳香浴(ほうこうよく)ってどんなもの?

「浴」ってつくからお風呂に入れるもの?と思う方も多いですが、
芳香浴は「香りを空間に漂わせて楽しむ方法」です。
<おすすめのやり方>
- アロマディフューザーで香りを広げる
- 洗面器にお湯をはり、精油を1〜2滴入れて蒸気を嗅ぐ
- スプレーにしてお部屋にシュッ
- ティッシュやコットン、ハンカチに数滴垂らして、胸元やテーブルの上に置く
特にティッシュは手軽で、胸元に入れておくと、動くたびにふわっと香ります。
ただし!ここで注意点⚠️
私も初心者の頃にやってしまった失敗があります💦
胸元に柑橘系の精油(オレンジやグレープフルーツなど)を垂らしたティッシュを入れたところ、ヒリヒリして皮がむけてしまったんです…(涙)
柑橘系の精油には「リモネン」という成分が多く含まれていて、これが皮膚に刺激を与えることがあるんですね。
リモネンは空気清浄やリフレッシュに役立ちますが、プラスチックを溶かすほどの強い作用もあるため、直接肌に触れるのは避けた方が安心です。
柑橘系の香りは爽やかで気分転換にもぴったりですが「空間に香らせる」使い方がおすすめです。
アロマの香りは人間の癒しになりますが、猫ちゃんがいるご家庭では注意が必要です。

補足:若い頃、母が大の猫好きで、家には何匹もの猫がいました。
冬になり、こたつでみかんを食べようと皮をむくと、猫たちが一斉に逃げていくことがあって…。
当時は不思議に思っていましたが、今になって考えると、みかんの皮に含まれるリモネンから本能的に身を守っていたのかもしれません。
猫は、精油を体内で分解する酵素が少ないため、少量でも中毒を起こす可能性があります。
特にメス猫は影響を受けやすいとも言われています。
使用する際は、猫の入らない部屋で使う、換気をしっかりするなどの工夫を。
不安なときは、獣医師に相談するのが安心です。
より詳しく知りたい方には、「日本アニマルアロマセラピー協会」のウェブサイトもおすすめです。
精油と動物の関係について、専門的かつ丁寧に解説されていて、基礎から学べる講座もあります。
● アロマバスの注意点とやり方
お風呂に精油を入れる方も多いと思いますが、「そのままお湯に入れる」のはNG⚠️
精油は油の性質を持つので、水やお湯にそのまま入れると表面に浮き、肌に直接ついて刺激になります。
<安全に使うコツ>
◎ 基材に混ぜてから使うこと!
例:重曹、エプソムソルト、塩、牛乳など
<私のおすすめレシピ>

- 重曹またはエプソムソルト…約100g
- お好きな精油…合計10滴ほど
(例:真正ラベンダー4滴+ゼラニウム3滴+ティーツリー3滴)
よくかき混ぜてからお湯に入れましょう。
特に一番風呂の方は、香りや成分を吸収しやすいので要注意。入浴前によく混ぜることをお忘れなく。
● 肌に塗るセルフマッサージ
介護中は「自分に手をかける時間がない」と感じる方も多いですよね。
でも、お風呂上がりの数分でできるケアならどうでしょう?
例えば、親御さんに保湿クリームを塗ってあげるついでに、ご自身にもひと塗り。
<おすすめ方法>
- 手のひらにニベアクリームを出す
- 精油を1〜2滴たらす
- 鎖骨周辺や手足を、先から中心に向かってやさしくなでる
マッサージというより「触れる」「労わる」イメージでOK。
頑張る自分に、やさしい手当てを。
② 精油の選び方|ラベンダーと表記に注目!
例えばラベンダーと一口にいっても、実は種類があります。
リラックスしたいときのおすすめは「真正ラベンダー
(Lavandula angustifolia)」。

瓶や箱の裏に書かれている学名が記載されている精油を選ぶことがポイントです。
リラックス成分が豊富なタイプを選ぶことで、期待する効果が得やすくなります。
③ 安心して使えるおすすめブランド
香りや品質、安全性の観点から、私が信頼しているブランドは以下の2つです。
◆ インラストリーズ(INLUSTORIES)

- 成分分析表(GC分析)あり
- 安全データシート(MSDS)も確認可能
◆ 日本エステル社「Herba Helvetica(エルバエルヴェティカ)」
- ロットごとにGC/MS分析済み
- 分析データをユーザーに公開
🔗 日本エステル公式サイトの商品ページはこちら
※公式サイトは「広告ではありません」。
④ ブレンドオイルならこれ一択!

日本エステル社の「イムネオール100」は、初心者にも安心しておすすめできます。
皮膚刺激の少ない精油でブレンドされていて、
- 嗅いでもOK
- 塗ってもOK
スーッとした清涼感のある香りで、リフレッシュしたいときにぴったりです。
<私の活用法>
①【うがい】コップに水を入れて、精油を1〜2滴。朝や帰宅後に。
②【モヤモヤ時】濡れタオルに1滴たらして香りを嗅ぐとスッキリ。
③【マッサージ】クリームやオイルに混ぜて、手足のケアに。
④【持ち歩き】小瓶に入れて外出時に。気分転換やマスクの内側にも◎

「イムネオール100」は、ユーカリやラヴィンサラなど9種類の精油をブレンドしたすっきりとした香り。呼吸を楽にしたい時や花粉症対策、リフレッシュしたいときにおすすめです。
30mlありますから、コスパ最高です!少量サイズがあると良いのにとは思いますが、自分で小分けにしています。
▶︎ 正規販売元 日本エステル公式サイトはこちら(非アフィリエイトリンク)
※公式サイトは「広告ではありません」。
おわりに|がんばるあなたに「香りのごほうび」を

毎日がんばっている介護者のあなたへ。
自分を後まわしにしてしまう日々でも、香りはほんの数秒で気分を整えてくれます。
今回ご紹介したアロマの活用法は、どれも手軽にできるものばかり。
安全な使い方を意識しながら、まずは一歩、試してみてください。
「誰かのため」に働く毎日の中に、
「自分をいたわる時間」も、
ほんの少しだけ。
香りが、そのきっかけになれたら嬉しいです。
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